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「あっ!やべっ、終電じゃん!」
「えっ?あ、やだっ、もうこんな時間!?」
祐ちゃんの友達が、バタバタと帰り支度を始める。
テーブルの上からは、タバコや携帯が、次々と消えていった。
「あー、悪ぃな、さすがに全員泊めれるほど広くねーし」
「いいって祐也、それより明日は授業遅れんなよ?」
「わーってるって」
座ったまま、一人、のんびりとビールを口にする祐ちゃん。
私は彼の隣りで、テーブルの上を片付けようと、転がる空き缶を自分の方に寄せ集めた。
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