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夕方の、柔らかい西日が射し込むクラスの中。
外から聞こえる部活動に励む生徒達の声だけが、妙に耳に入る。
「......職員室、だよね」
こちらを振り向いていた吉岡くんは、身体を前に向けながら言った。
「......あ......うん......」
私は、彼の隣りの、自分の席に座った。
「説教......されてたの......?」
「......」
無言で俯いた私の視界の端に、自分の机をジッと見つめている吉岡くんの姿が映る。
「......ごめん」
「......あ、違......1時間目丸々サボっちゃった、私が悪いから......」
彼の核心に迫る言葉に咄嗟に反応した私に、
「......ホント......ごめん」
吉岡くんは、俯いたまま、もう一度、小さな声で言った。
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