29人が本棚に入れています
本棚に追加
結局俺は2時間目から学校に行った。
そしてクラスに入ると1時間目は体育で持久走だったとクラスメイトに報告を受けた。
そして来なくて正解だといわれたが、同じバスケ部の進藤は眉をひそめてこちらによってきた。
「おい、持久走ってお前の唯一の特技だよな?」
唯一ってと俺の方こそ眉をひそめまくったが、事実だ。正直に答える。
「はい。そうです、唯一の特技ですよ。」
「すまんすまん、スタミナだけはお前にいつも完敗だ。それより、なぜ休んだ。」
相当気になるらしい。
「鼻血がでて、布団についた。美智子に怒られるから洗った。」
事実を述べた。すると湊がずんずんと近寄ってきた。
「美智子って…なによ遥ちゃん彼女いるの?血って何に興奮したのよ!遥ちゃんのエッチ!!」
涙目を浮かべるイケメンオトメン。えっ、まさか修羅場?
「湊、何言ってるんだ?美智子っていうのはコイツの母ちゃんだよ。」
進藤は硬派な顔をにやにやさせながら修正する。
すると湊は「あら、私ったらせっかちさんっ。」とハートマークを飛ばしスキップしながら去って行った。
湊の勢いに圧倒されてると
「まぁ、鈍感もほどほどにな。」
と意味深なセリフを残しチャイムとともに自分の席に帰って行った。
最初のコメントを投稿しよう!