1 予感

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初めて変身した日から数ヶ月がたった。 相変わらずこの男にはあの時か ら変わらない時間が流れていた。 この男の名前は「新谷 ?修也」。ごく普通の青年だ。 新谷は能登第一高校に通っている2年生。彼は一年前に“ブラック”という組織の一員だったが、ある事件をきっかけに、普通の青年として生きていく道を選んだ。 午後の授業が終わり、みんな部活や帰宅をするなか、修也は1人、屋上で空を見上げていた。そして、あの日のことをいつも考えていた。 ?「よおっ。何してんだよ」 新谷「うるっせぇなあ。だいいなんでお前がいるん だよ。和哉」 こいつは俺の親友の「井上和哉」この学校始まって以来の仲間だ。 和「お前、いつもここにいるからな。1人でぼーっとただ空を見上げてるんだもんな。たまにはちょっと遊びいこうぜ」 修「俺はパス。1人で行ってこいよ」 和「ちっ。まあいいや。あっあと、ここいらで最近、怪しいやつがうろついているからな。気をつけろよ。じゃな」 和哉はそう言った後、帰宅した。 修也はこの時、嫌な予感をした。和哉の言葉を聞いてからだ。 (まさかあいつらが動きだしたか?いやっでも、ここ数ヶ月は何もなかったが・・・まさか・・・) この日、修也は夕暮れになるまで、この言葉のことを考えていた。これから起こることがなんなのかを知らずに・・・
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