2人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
初めて変身した日から数ヶ月がたった。
相変わらずこの男にはあの時か ら変わらない時間が流れていた。
この男の名前は「新谷 ?修也」。ごく普通の青年だ。
新谷は能登第一高校に通っている2年生。彼は一年前に“ブラック”という組織の一員だったが、ある事件をきっかけに、普通の青年として生きていく道を選んだ。
午後の授業が終わり、みんな部活や帰宅をするなか、修也は1人、屋上で空を見上げていた。そして、あの日のことをいつも考えていた。
?「よおっ。何してんだよ」
新谷「うるっせぇなあ。だいいなんでお前がいるん だよ。和哉」
こいつは俺の親友の「井上和哉」この学校始まって以来の仲間だ。
和「お前、いつもここにいるからな。1人でぼーっとただ空を見上げてるんだもんな。たまにはちょっと遊びいこうぜ」
修「俺はパス。1人で行ってこいよ」
和「ちっ。まあいいや。あっあと、ここいらで最近、怪しいやつがうろついているからな。気をつけろよ。じゃな」
和哉はそう言った後、帰宅した。
修也はこの時、嫌な予感をした。和哉の言葉を聞いてからだ。
(まさかあいつらが動きだしたか?いやっでも、ここ数ヶ月は何もなかったが・・・まさか・・・)
この日、修也は夕暮れになるまで、この言葉のことを考えていた。これから起こることがなんなのかを知らずに・・・
最初のコメントを投稿しよう!