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夜が嫌いだ 泣いても泣いても 喉が枯れるだけ 夜がくると 嫌でも思い出す 君は悪くないんだ そうおもう反面 君を殺したいほど 憎く思うことがある そう思う僕を僕は殺したくなる 君が見たもの 触れたもの 感じたものが 今 僕の中に入り込む 何故だ 何も感じない 君との思い出と共に 流れ落ちていく それさえも何も感じない 僕の中の君が消えていく 悲しいはずなのに 何故だろう 涙すら出ない そうか 僕は 冷たくなっていくんだ 君という存在を理解することも出来ず だだ 何も感じずに堕ちていくんだ
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