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「こじぱ姫ー?」
「なに」
シャワーの音のせいでよく聞こえない優子の声に耳をすませる。
「服置いとくね」
「え…うん」
優子の服かな?
だったら陽菜、着れない気がするんだけど。
「…え」
優子の足音がしなくなってからドアを開けたら、そこにあった可愛い部屋着。
…あと、置き手紙。
"こじぱのために買ってきた部屋着!
気に入ってくれたかな?
こうなること、前から予想してたから(笑)
ゆうこ"
「…ばーか」
嬉しいじゃん。
涙で濡れた顔をシャワーでもう一度流した。
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