嫉妬

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---前田敦子side--- あたしのこの気持ち、麻里子だけはわかってくれる。 切ない顔の麻里子と視線が絡めばお互い大変だね、とでも言うようにニッコリ微笑まれた。 麻里子も辛いんだ、あたしだけ弱音なんてはけないよ。 そんなことを思いながら麻里子をずっと見ていたら優子となにやら喋って、苦笑いのまま楽屋を出ていった。 優子のことだから謝っちゃったのかな。 そんで、麻里子のことだからプライド傷つけられてショックだったんだ。 陽菜に謝られるのはあたしも嫌だもん。 優子が陽菜を選んだんだからしょうがない、優子が幸せならいいんだ。 なーんてカッコつけても、やっぱり今すぐにでも優子を奪ってしまいたい。
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