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「ゆーちゃん、これ」
部屋に戻ったら、ゆうちゃんは雑誌をめくってた。
「やっぱ似合う!あたしセンスよすぎ!」
「ばーか、ありがと」
「へっ?今なんて?」
「…聞こえてるくせに」
「あはっ、ばれたー?」
むぎゅって抱き着いてくるゆうちゃんを軽くかわした。
「陽菜さ、お昼から仕事だった」
「えー、いいじゃんこっから行けば。収録?」
「うん、一回帰んないと」
「そっかぁー…」
わかりやすくすねてるゆうちゃんの前髪をかきあげ、おでこに小さなキスをした。
「こっ、こじぱっ!?」
「じゃあね、また明日」
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