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「おい妃柴、起きろ。」
目覚めがいい妃柴は
一声かけただけで
すぐにむくりと体を起こした。
「ふぁ・・・あ。どこ、ここ。京都じゃなさそうね。奈良でもなさそうな感じ。」
「・・・何事なのぉ??」
「美姫奈!ここ見ろよ!」
「なにここ。どこよ!?」
ざわざわと
みんなが目を覚ます。
俺は短い髪を手でとかす
妃柴を見つめていた。
すると
「おい、ここどこだよ!修学旅行のホテルはここってか?」
と海斗が叫びながら
窓へと向かい
カーテンを開けた。
「な・・・なんだこれ・・・。」
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