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「はい、みんな。適当に座りなさい。」
みんな戸惑っていて
呆然と立ち尽くしたまま。
ドスッ。
下に目をやると
妃柴は堂々と座っていた。
「座れば?原嶋せんせーが座れって言ってるんだし。」
その言葉で
みんなその場に座った。
「じゃあ・・・」
「あの!!」
「ここ、どこですか?修学旅行はどうなったんですか?」
新田が叫ぶ。
少々怒りが混じった声で。
「修学旅行?そんなの、このクラスはないよ。これから詳しい説明をするから黙っていなさい。」
新田は原嶋を思い切り睨み
渋々座った。
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