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「お前ら、歴史でこんなのやったろ?」 そう言って原嶋は 黒板にでかでかとこう書いた。 『BR法』 「それって・・・殺し合いのアレっすか?」 渡の問に原嶋が答える。 「ああ、そうだ。殺し合いのアレだ。」 「じゃあ私たちこれから殺し合いをするんですか!?」 クラスがざわめく。 「殺し合い・・・?なんであたしたちがそんな事しなきゃなんないの・・・?」 ガタガタ震える千田の肩に 竜也がそっと両手をおく。 「はい、静かに。この国はかつてダメでした。そこで国の偉い人たちはこの『BR法』を考案しました。色々な中学生がこのBR法で死にました。そして日本はようやく穏やかで暮らしやすい環境となったのです。しかしそれからしばらくして、また少年犯罪が増えました。そうです、盗みとかそんなんじゃない。人殺しですよ、人殺し。そこでまた国の偉い人たちは相談し、このBR法を再考案しました。これからこのゲームの説明DVDを見てもらいます。黙って聞けよ。」 軍人の1人が DVDをセットした。
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