プロローグ

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俺が住むこの日本は もう狂っている。 ・・・らしい。 そう担任が言っていた。 子供・・・ね。 俺らはお子ちゃま扱いか。 子供より大人がなめてる。 俺らの事を。 けっ。 「かーけるくーんっ!」 「おう、千田か。竜也はいねぇのか?」 「もう、親友の彼女だよー?いい加減、美姫奈って呼んでよ。竜也は今日は当番だって!あーっ!早く竜也に会ーいーたーいー!!」 「今日はいつにも増してテンション高ぇな。竜也とヤったのか?」 「違うわよ。あたしまだ処女だもーん。」 千田はまだ処女か。 「ねぇ、翔。純はいないの?」 ・・・また純かよ。 「あのさぁ、俺は確かに妃柴とは家が隣同士で幼い頃から一緒で、そういうのはあるけど、いつも妃柴と一緒だとか考えるのやめてくれよ。」 「あーはいはい、わかった、わかった。」
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