プロローグ

3/4
前へ
/230ページ
次へ
「なんでこんなテンション高いか教えたげよっか!?」 別にどうでもいいんだけど。 「・・・聞いてやるよ。」 「もうすぐ修学旅行だからだよーんっ!めっちゃ嬉しい!!」 「そりゃあよかった。」 「あんた、誰と班同じ?あたしは純と来夢と理子だよ!」 「俺と竜也と健介と智哉。」 「あんたたち、ホント仲いいんだねぇ。」 「お前らこそ、仲いいじゃん。てか修学旅行だって京都奈良だぞ?ただの寺巡りだぞ?そんなのの何が楽しいんだよ。」 「あたしたちホテルでトランプすんの。それが楽しみかな。」 「はぁ?」 そんなのが楽しみ? ったく、 どんな神経してんだよ。 でも本当は 俺だって楽しみだ。 竜也たちと 二晩も過ごすなんて。 めちゃくちゃ 楽しみだ。
/230ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加