4月

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そして今女子バスケ準決勝。 さすがに今までみたいには行かないようだ。 相手チームにはバスケ部2人もいて、宇津さんもやりづらそうだ。 残り1分で12-10。 このままだと、負ける。 そんなこと考えてるうちに宇津さんは部員顔負けのスピードで相手からボールを奪う。 その小さな体でどんどん相手をすり抜けてゴールへと向かっていく。 足を止め、シュート。 位置は3ポイントライン。 綺麗な弧を描きながら、そして音もなく真っすぐに、入った。 12-13でうちのクラスが勝った。 歓声の雨。 俺の声以外の。 _
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