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そして今女子バスケ準決勝。
さすがに今までみたいには行かないようだ。
相手チームにはバスケ部2人もいて、宇津さんもやりづらそうだ。
残り1分で12-10。
このままだと、負ける。
そんなこと考えてるうちに宇津さんは部員顔負けのスピードで相手からボールを奪う。
その小さな体でどんどん相手をすり抜けてゴールへと向かっていく。
足を止め、シュート。
位置は3ポイントライン。
綺麗な弧を描きながら、そして音もなく真っすぐに、入った。
12-13でうちのクラスが勝った。
歓声の雨。
俺の声以外の。
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