4月

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そのあとの実力テストが散々だったのは明白で、むしろそんなんはこの際どうでもよくて。 魔王降臨宣言をした宇津乙銘はあの後すぐにこっちに寄ってきた。 「号令と日誌とクラス内での話し合いの仕切り、よろしく。」 そう俺に告げると返事を待つことなく自分の席へと戻って行った。 号令と、 日誌と、 話し合いの仕切り……… こいつ全部俺に押し付けやがった。 一言文句言ってやろうと宇津さんの席の方を見るとすでに爆睡してるし。 クラスのやつらの反応といえば 「姐さんっ」 「黙れカス」 こんな反応でさえも 「たぁぁぁぁああ!!!!! 姐さんかっけー!!!」 「おいっ!姐さん睡眠中なんだから静かにしてあげろよっ!」 「あっ、そっか。やべやべ。」 ってな感じで何故か好かれてる。 俺、上手くやってけるかな… _
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