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そんなことを考えて今下校中。
はぁ。
「なーにため息ついてんだよ。」
心のため息が外に漏れていたらしい。
「媛。」
媛 乙銘(ひめ くにかた)
中学からの友達で、
頭もいいし、スポーツ抜群。
モテるくせに彼女作んない。
昔っからなんつーか、
執着心てのがないんだよね。
「聞いたぜ?
お前んとこのクラスの。
宇津…さんだっけ?」
他のクラスにも広まってんのか。
「………まぁ、うん。」
「明日学級委員会の集まりあんじゃん。大丈夫なの?」
「………うん。…て、え?集まり?」
「おー。クラス目標を基に学年目標立てるとかそんなん言ってなかったっけ?」
………知らね。
つか、うちのクラス話し合ってないだろ。
そんなこんなで次の日。
俺は朝のHRを牧ちゃんから貰った。
牧ちゃんといえば
「あ、そんなんあったあった!
すぅーっかり忘れてたわ!
さんきゅーさんきゅー!」
だもんな。
ちなみに言うまでもないけど、
宇津さんは爆睡でした……
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