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なおぴ「う…うう
ゆりこ…俺が無力なばかりに…」
なおぴはゆりこの前で泣いていた
なおぴ「あぁ…
俺はどうしてこうダメなやつなんだ…
いじられキャラだし…
バカだし…
すぐるにいっつもちょっかい出されるし…
仲間一人救えないやつで…
俺のせいで餓死餓死とほなし、ゆりこは…」
?「無力な己が悔しいか…?」
どこからか声が聞こえた
なおぴ「今…声が…」
すぅぅ
なおぴの体から何かが出てきた
?「お前が答えを見つけ出すのを待っていた」
なおぴ「あなたは確か2009年の近代柔道で小外刈と大外刈の応用で載っていたあの
伝説の…」
?「あぁ…その通りだ。
山工、いや、世界の危機を感じてお前たちのところに戻ってきた。」
なおぴ「本当ですか…
でも、あなたは卒業後
南海大学へ行き、了徳寺、
そして、現在は南海大浦安のコーチをやってらっしゃる…
どちらかというと南海大山形の方の人間では…」
?「…確かにそうだ。
だが、私がここまで強くなれたのは山縣工業のおかげ
いくら南海側の人間になろうが私の原点は山工だ」
なおぴ「そうなんですか…鳶塚さん…」
鳶塚さん「名前を知っていたか…
なおぴよ…
さっきお前は己の無力さを痛感し、涙を流していたな。」
お前のその、ひたむきな心が私をお前の中から解き放ってくれた」
なおぴ「…しかし、どうして俺なんかに…
強いやつは俺以外いくらでもいるじゃないですか」
鳶塚さん「なおぴよ…
今の現状を救えるには強いだけでは駄目なんだ。
確かに、お前より強いやつは星の数のようにいるかもしれない
だが、お前は超絶いじられキャラなのにそれを受け入れる器の広さがある
そして、何よりも優しさがある」
なおぴ「…」
なおぴはいじられキャラだけなら良かったのを超絶いじられキャラとか言われて少し傷ついた。
鳶塚さん「優しさ…
それこそがこの危機に求められる力だ。」
なおぴ「…信じられません…」
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