20人が本棚に入れています
本棚に追加
「何だ?」
「いきなり住めと言われてもその……色々と……」
「準備なら今からしろ
荷物持って来たら前に居た家なら売り払え、マンションならまあ出ればそれでいい」
「家は売れません!!」
「一軒家か……
だが、住まない家に何の意味がある?」
「あの家は……私の両親との大切な思い出が一杯あるんです
思い出の品もいっぱいありますし……
あの家は……」
「……好きにしろ
ここの家賃と食事代、水道代、電気代なんかはお前の給金から引くからな」
「え!?
そこらへんもですか!?」
『舞花ちゃん、こいつのがめつさは凄まじいから、諦めた方がいいよ
まあ、生活に困らないことは保障するから』
大樹の言葉を聞いても舞花は色々不安だった。
とりあえずこうして舞花と武人と大樹の共同生活が始まった。
最初のコメントを投稿しよう!