鮮明な記憶…

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多分4・5歳くらいの時だったと思います。 当日毎日のようにやっていた「どさんこワイド」でやっていた、心霊番組(かんさん、じんさん(笑))を必ず見てました。 それから、友人の家に遊びに行くのが日課でした。 ある日、消えているテレビに映った顔の心霊写真にかんさん、じんさんがコメントしていたのがありました。 その瞬間、家の空気が変わりました。僕は異変を感じて、その日は番組の途中で家をでました。 外に出ると陽射しが強く、かなり暑い日のはずなのですが、右から物凄い悪寒が左へと走って行きました。 ゾクッGAGAっとした瞬間右を見ました。 当時の家はアパートがL字になっていて、建物の横に1m60位の古い物置小屋がありました。 その物置小屋は、扉がついていなく、木の板を一枚一枚はめていく、古い作りになっているのです。 家が使っていたスペースは木の板が2枚程ありませんでした。幅は一家に50cm程です。 そこにオデコから鼻の頭までの人の顔があったのです。 僕は立ち止まりました。 考えました。 何故、家の物置に人がいるのか? 僕と物置の距離は約15mくらいです。 「…」 よく見ると、人の顔は木の板が無い部分いっぱいにあります。 普段は暗くなっているのに… 頭の悪い僕は、当たり前に思う事まで時間が掛かりました。 「目が黒い…」 何分経ったのでしょうか。 最もおかしい事に気付くまで。 距離は15m、幅は50cm。いっぱいに広がる顔。 そう、50cmの幅の顔の人間等いないのです。 おかしい事は他にもあります。家の物置は、天井までいっぱいの荷物が入れてあります。 人が入るスペースは一切無いのです。 えー、走って友達の家に逃げました(笑) 何だったのでしょうかね
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