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家に帰って来たのは年が明ける30分くらい前だった。
翔太朗「とりあえず風邪ひいたら困るから先ずは風呂だな……今沸かして来るからこれで体を拭いとけ」
そう言ってタオルを渡し俺は風呂を沸かしに行った。
翔太朗「っと後やることは……とりあえず風呂に入ってる間に年越し蕎麦でも作るか……」
蛇口を捻りお湯を入れ、戻るとシュテルは玄関に突っ立っていた。
翔太朗「どうした?早く靴脱いで上がれよ……ってかまだ濡れてるじゃねぇか………」
シュテル「んっ……」
ちゃんと拭かなかったのかまだシュテルの髪の毛はまだ雪で濡れていたのでタオルで拭いてから靴を脱がせて部屋に入れた。
当然家には誰も居なかったため、部屋も少し冷えていた。
シュテル「クシュンっ!!………」
翔太朗「あぁ……今暖房入れるから少しこれ羽織ってろ……」
着ていたコートを脱いで渡し直ぐに暖房のスイッチをいれる。その時、シュテルは部屋をまるで初めて見るような感じで見渡していた。
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