第1章 方程式と不等式

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普段よく使う因数分解ですが、 たとえば (x-3)(2x+1)=0 は x=3,-1/2 ですよね。 これの根拠となる性質、わかりますか? AB=0⇒a=0∨b=0 なんだ、当たり前じゃないか。と思っても、こういう「当たり前」の積み重ねが難しい定理などの理解に繋がるんです。 ではこういうものはどうでしょう? x^2-x-1=0 因数分解できない……? では強引に。 x^2-x=1 x^2-x+1/4=5/4 (x-1/2)^2=5/4 ∴x-1/2=±√(5/4)=±√5/2 x=1/2±√5/2 =(1±√5)/2 途中で1/4を両辺に足しましたね。こうすることで、左辺が(~)^2の形になってくれました。 ただこの方法は時間がかかります。そこで解の公式! 2次方程式ax^2+bx+c=0の解は b^2-4ac≧0のとき x={-b±√(b^2-4ac)}/2a 特にax^2+2βx+c=0の解はβ-ac≧0のとき x={-β±√(β^2-ac)}/a ※教科書によってはb'を使っているかもしれませんが、これだと'^になって見づらいのでβを使いました。 覚えにくくても絶対マスター!このあたりから数学が嫌いになる人もいるはずだよね。でも頑張って!
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