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そうして朝ご飯を食べ終わり今日は遅刻をしないように身支度を整えて家を出発することにした。
「いってきまーす!!」
「いってらっしゃい。」
俺が通う学校は俺の家から徒歩30分といった所にある。
ちなみに学校の名前は時流(しりゅう)高校と言う名前だ。
制服はブレザーだが、私服を着ている人もいる比較的ラフな高校だ。
おっと、そんなことを考えているうちに着いたようだ。
下駄箱で靴を履き替え教室に向かうことにする。
何だか教室が凄く賑やかで1ヶ所に固まっている。が、俺にはどうでもいいので気にしないことにする。
それで席にに着いた所でぼーっとしてると…
「よっ!蒼牙君は朝から暗いですね~♪」
と話しかけて来たのが友達の高橋裕太だ。
中学からの付き合いで、すごく明るく、少しうるさい程の奴だが根はいい奴だ。
「はぁ、どうしてお前は朝からテンション高いんだよ…」
「当たり前でしょうが!テンションアゲアゲで行くのが青春でしょ!」
こいつはなんだかわからないが『青春』が口癖らしい…。
「そうか…まぁ、どうでもいいや…。ところで何であそこに人が固まってるんだ?」
と聞くと…
「あ!?知らないのか?昨日転校生が来たんだよ!ってそっか…お前昨日休んだからな~。」
実際は休んでないのだが…絶対にからかわられるので黙っておくことにしよう…。
「へぇ~、どんな奴なんだ?」
気になったので聞いてみることにした。
「それがよ~とんでもない美人でよ~!なんかきらきらしてる感じ!?」
ふーん。女子か…興味はあるが見に行く勇気はないのでやめておくことにした。
「そっか……美人ならお前も話しかけて来ないのか…?」
高橋は凄く女に飢えているので聞いてみたら…
「もうだめだ………それがよ~聞いてくれるか!!?」
いきなり落ち込み始めたので話を聞いてやることにした…。
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