学生の日常

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俺はうなずくと高橋の方向を向いて話を聞く体制をとると高橋はいきなり喋りだした。 「あの娘めっちゃ可愛くてさ~可愛いより綺麗って感じでさ、一目惚れしたわけですよ。それで昨日ずっと話しかけて、放課後告白しようと彼女の所へいったらさ~沢山人がいてなんだろうって近づいたらいきなり『あなたたちの誰とも付き合わないわ!』とか言ってさ、告白する前に振られたわけなんだよ~。」 要するに、昨日1日で付き合おうとしたわけらしい。 「いや!1日で付き合おうってのが無理だったんだろ…。」 「好きな気持ちに時間は関係ないのだよ!好きとは愛!愛とは美しい!美しいとは青春だぁ!!!!」 「いや…そのつながりがわけわからん…。」 「と言うわけで、あの娘はやめておけ。すぐ振られるのがオチだ!」 「いや…顔も見てないのに告白なんてするわけないだろ…第一俺なんて話す事もなく終わるだろ…。」 「まぁ、それが妥当な判断だな!……でもお前は意外とかっこいいんだからいい線行くのではないかと思うのだが?」 (は?俺がかっこいい?な訳ないだろ…) と内心思っていると、チャイムが鳴ったので高橋は席に戻って行った…
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