始まりの時

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蒼牙は頭が余り良くないが少し人とは魔法が異なっているためこの高校に入ることができた。 まぁ、この話はまた今度。 この日は学校が始まって1ヶ月ほどが過ぎていて別に入学式とかでもない。 しかしそれなりに真面目なので遅刻などはこれがはじめてだった 「どうしようかな…授業の中入って行ける勇気ないし…」 家ではテンションが高かったが外に出ると途端に蒼牙はテンションが低くなる。 これは蒼牙が人見知りで、シャイな為で本当は家で見せていた高いテンションが本当の姿である。 しかし本当の姿は信頼した人にしか見せることはない。 「とりあえず屋上でも行って時間潰して、授業終わったら教室行くかな…」 階段を上り屋上にて… 「はぁ…どうしようかな…まだ時間あるしな…これなら教室行ってた方が良かったかな…」 蒼牙は下がりきったテンションと朝の騒動の疲れから横になり眠ることにした。 「んぁ~よく寝た…30分ぐらい寝たかな…」 時計を見る蒼牙 青ざめる顔 「嘘だろ…!」 時間はなんと5時。空を見ればほんのり赤く染まっている。 「朝来たのが9時ぐらいだろ……で、今は5時………俺…八時間も寝てたのか…!」 当然授業は終わっている時間であり部活をやっている生徒が汗を流し運動している
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