始まりの時

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「はぁ…しょうがない…帰るか…」 とぼとぼと歩き屋上のドアに手を掛けた時… 「好き…です…俺と…付き…あって…くだ…さい」 「ごめ…ん…な…さい……」 声が聞こえるが余り聞き取れない蒼牙は「なんだろう…?」と興味が在ったため耳をすまし聞いてみることにした 「どうしてだい!?自分で言うのも何だけど見た目も悪くはないと思うし、君の為なら何でもするよ!」 「さっきも言ったでしょ!?私はあなたとは付き合わないわ!私はあなた見たいな人はタイプじゃないの!」 どうやら告白なようだ 蒼牙は 「嫌な所に会ったな…これ以上聞くのは止めよう…」 と踵を変え屋上の奥の方に戻った 10分後… 「そろそろ終わったかな…早く帰ろう…」 と向かったがまたしても 「好きです!!おれと付き合ってください!」 告白が聞こえた… (まだやってんのかよ…いい加減諦めろよ…) と思ったが、 (うん…?さっきの奴と声が違う…!?) と気付きそっとドアを開けてみると… 男子が何人も並んでおり、その先にいるのは…… 絶影の美女だった… (綺麗な娘だな…) 身長は160㎝程で、髪型は黒のロングストレート、目は大きくぱっちりして猫の様で鼻筋はすっと伸びており、スタイルも抜群ときていた 蒼牙は(こんな綺麗な人いたかな…先輩かな…)なんて思いつつ見ていた。
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