呪いの始まり

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「悪夢」 テル達は、目を覚ますと既に朝になっていた。 フロントガラスには晏血の姿はなかった。 昨日のは、悪夢だ。 自分にそう言い聞かしたテル達は、ひとまず帰る事に。 帰宅途中4人は一言も口を開くことは無かった。 みんなを送り家に帰って来たテルは、もう一眠りする事に。 だがテルは、すぐに目覚めてしまった。 昨日の悪夢のせいで眠れなかったのだ。 何度もあの悪夢を見てしまう。 すると携帯が鳴った。 電話に出ると零からだった。 私変な夢見ちゃった…。 昨日の女が追い掛けて来る夢を。 それで怖くなってErikaとパンタロウにも電話したの。 そしたら2人も私と同じ夢を見てて… テルも見たでしょ!? 俺も見た… テルは一言そう言って電話を切った。 やはりあれは、悪夢なんかじゃない! 現実だ。 テルは、今までに何ともいえない何かを感じた。 するとインターホンが鳴った。 宅配便だった。 差出人不明の小包を受け取りそれを開けてみた。 中には、釘を打ち付けたワラ人形が入っていた。 テルは、焦った。 次は、自分が呪い殺されるんじゃないのかと。 するとまた携帯が鳴った。 非通知だ。 電話に出ると… 次はお前等の番だ! そうあの時の女晏血の声だった。
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