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『ツナのバーカお尻ペンぺーんだもんね!』
うし柄のシャツを着た子供が病院中を駆け回る。
『こら!ランボ大人しくしろよ!ここ病院だぞ!』
茶色いツンツン頭の少年ツナがうし柄の子供ランボを追いかける。
ツナのおっしゃるとおり此処は 並盛総合病院という正真正銘病院なのだが、今日はやたらと騒がしい…
『やぁ、何やらうるさいと思ったら君達か…こんなところで鬼ごっこかい?』
そこへ異様な雰囲気を持った黒髪の男が現れる。
するとツナが足を止めて『ひ、雲雀さん!!』と声をあげた。
ランボは『知らないもんね。誰コイツ?』とあっけらかんとしている。するとツナが『ば、馬鹿この人はとっても怖いんだ!咬み殺されちゃうから静かにしろ』と忠告をする。
『何こそこそ話してるの?咬み殺すよ』
黒髪の少年はどこから取り出したのか愛用のトンファーを構え 足を踏み出した!が…
黒髪少年の頭をツインテールの看護婦がカルテでこつんと軽くたたいた。
『もう、喧嘩はしちゃ駄目っていったでしょ?まだ体調よくないんだから戻りなさい』
少年は一瞬顔をしかめてみせたが『また今度ね』と言い病室へと引き返した。
ツナとランボは助かったーと安堵の表情を浮かべると
『ほら、貴方達も病室に戻りなさい!』と怒られたので病室へ戻っていった。
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