二人の時間

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『…またね』 『またね…じゃないアル!まだなにもしてないアルよ!恭弥のいけずぅぅ~』 『僕は君に構ってあげられるほど暇じゃないんだ』 『そんなの部下のリーゼントに任せとけばいいダロ!せっかく人生ゲームとかトランプとかカルタとか持ってきたっつーのにヨ!あんまりアル』 神楽は今度は遊べ遊べと駄々をこね始める。 『興味ないな』 『UNOも持ってきたのに…』 『カードシリーズから離れなよ』 『じゃあお話するアル!』 『ふぅん…そう。じゃあ神楽の好きな食べ物って何?』 『酢昆布』 『じゃあね、これで満足だろ?』 雲雀がドアを開け出口はこっちだからと付け加えた。 『オマエ人を馬鹿にしてるアルかぁぁぁ!!しかも出口はこっちってそれくらい分かるアル! 出口も入り口もここしかねーダロ!』 ムッキーと神楽が暴れだす。 『君馬鹿だろう?だから一応教えてあげようと思ってね』 『もういいアル!二度とこねーからな!後から寂しがったって駄目アルよ!せいぜい泣きわめくがいいわ!』 と言いながらドアへ向かって歩き出す。
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