今はまだ

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部屋は暖炉によって暖められていたのでとても暖かかった。 ツインテールの少女が温かい野菜のスープを持ってきてくれた。 『夕飯まだだったでしょ?よかったら食べていって、シチュー作りすぎちゃったの』 そういって少女はシチューを火にかける。少年が煙草を吸おうとそれを口にくわえると腰に手をあてる少女に『まだ未成年なんだから煙草なんて吸っちゃダメ』と言われ没収されてしまう。 『なっテメッ返しやがれ』 少年が何やらいっているが少女は聞く耳をもたず少しだけ悲しそうな瞳をして『獄寺君一人暮らしで毎日コンビニのお弁当とかレストランで食事したりとかインスタントのものばかり食べててその上煙草まで吸っちゃって身体に悪いわよ』と言いながら自分の分と獄寺の分…二人分を皿によそった。 『隣に住んでるんだから夜ご飯くらい一緒に食べましょう。私も兄さんも構わないから』 『ふん。余計なお世話だ。俺は一人だって平気だ』 『ろくにご飯だって作れないじゃない。あとお皿洗いも…』 『お前はいちいち他人に干渉しすぎだ!そんなんだといつか損すんぞ』 少年は少女より早く食べ終え長い足を組み直す。
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