第二章「第二次試験」

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「まだ進んでいない一次試験合格者は先に進んで下さい。」 と試験監督が言った。周りにはかなり人数がその場に崩れ落ちていた。それは不合格者である。 「俺達は合格だったから、行こうか。」 「そうね。」 俺達は奥へ進んで行った。 「なんか…また広い場所だな。」 入ってみると、第一次試験よりは狭い会場だが、それでもかなり広く、今度はかなり長い机と試験監督がいた。ちなみに受験者は二十人くらいになり、かなり減っていた。 「広いだけじゃなく、色々と机に置いてあるわ。」 すると、試験監督が喋り始めた。 「それでは第二次試験召喚適性を始めまーす。」 「召喚適性?」 「多分、召喚できるか試されるかもしれないわ。」 「この試験はあなた達召喚をしてもらいます。机に召喚石が置いてあるので、まずは召喚石を取ってください。」 受験者達は召喚石と言われる石を手にし始めた。 「なんだこれは?」 「ただの石にしか見えないな。」とか受験者達は言いながら石を見ていた 「俺はこれにするか。」 「私はこれにする。」 アルクとティアナも召喚石を手にしたのだ。全員の手に召喚石があるのを確認した試験監督はまた喋り始めた。 「試験について説明をします。召喚石に魔力を込めて、心の中で召喚と思って下さい。すると、魔物、人、武器が出てきます。それらのどれかと契約して召喚して下さい。」 試験監督が言う召喚は契約すれば実は何でもできるのか?と考え始める俺がいた。 「契約の仕方はサモンクラフトと唱え、唱えると、手に召喚印と言われる印がが浮き上がるので、それを武器、人、魔物に触れてください。成功すると、今言ったどれかは消えるはずです。もしも、どれも消えなかったから、不合格と見なします。それでは始めて下さい。」
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