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「まだ進んでいない一次試験合格者は先に進んで下さい。」
と試験監督が言った。周りにはかなり人数がその場に崩れ落ちていた。それは不合格者である。
「俺達は合格だったから、行こうか。」
「そうね。」
俺達は奥へ進んで行った。
「なんか…また広い場所だな。」
入ってみると、第一次試験よりは狭い会場だが、それでもかなり広く、今度はかなり長い机と試験監督がいた。ちなみに受験者は二十人くらいになり、かなり減っていた。
「広いだけじゃなく、色々と机に置いてあるわ。」
すると、試験監督が喋り始めた。
「それでは第二次試験召喚適性を始めまーす。」
「召喚適性?」
「多分、召喚できるか試されるかもしれないわ。」
「この試験はあなた達召喚をしてもらいます。机に召喚石が置いてあるので、まずは召喚石を取ってください。」
受験者達は召喚石と言われる石を手にし始めた。
「なんだこれは?」
「ただの石にしか見えないな。」とか受験者達は言いながら石を見ていた
「俺はこれにするか。」
「私はこれにする。」
アルクとティアナも召喚石を手にしたのだ。全員の手に召喚石があるのを確認した試験監督はまた喋り始めた。
「試験について説明をします。召喚石に魔力を込めて、心の中で召喚と思って下さい。すると、魔物、人、武器が出てきます。それらのどれかと契約して召喚して下さい。」
試験監督が言う召喚は契約すれば実は何でもできるのか?と考え始める俺がいた。
「契約の仕方はサモンクラフトと唱え、唱えると、手に召喚印と言われる印がが浮き上がるので、それを武器、人、魔物に触れてください。成功すると、今言ったどれかは消えるはずです。もしも、どれも消えなかったから、不合格と見なします。それでは始めて下さい。」
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