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家を出ると、目の前に女の子…いや幼なじみのポニテールの女子がいた。
「アルク、あなた本当に受けるの?」
「あぁ、そうだ。騎士になって、両親達に楽をさせたいんだ。」
「じゃあ、一緒について行ってあげる。」
「いや…来なくても…」
「私もなるから。」
「…?」
俺はわけがわからない。彼女は一体何になるのだ?
「わかんないの?」
「あぁ。」
「王国騎士よ。」
「はぁ!?マジで言ってるのか!?」
「え、えぇ。」
彼女は何故かそっぽを向くように言った。
「お前…確かに王国騎士は女性でもなれるが、大変だと聞くぞ。」
「私は自分でなりたいってきめたの!文句ある!?」
「まぁ…そこまで言うならないけどさ。なら、一緒頑張ろうぜ!」
「でも、アンタじゃ落ちると思うけど。」
「お前…酷いな。」
「あと、この村に来る王都行きの馬車がもうそろそろ来るはずだから、さっさと行くわよ。」
「ティアナ、お前…マジで受けるつもりなんだな…」
「しつこいわよ。」
俺達は王都行きの馬車の所まで行った。
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