僕の心を満たして

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がちゃ ドアが開く音がして、ベッドから這い上がり、駆けつけた。 「遅くなってごめん」 謝る淳を無視して、胸に飛び込む。 「蒼…?」 やっぱり僕は淳が好き、大好きなんだ。 「淳、お願い…キスして?」 あの人をかき消したい。 淳が好きなんだってことを自分に刻みたい。 淳は驚いて僕を見たけど、何も言わずにキスしてくれた。 「…んっ、淳…っ、す、きっ…」 「…俺もだよ」 でもなぜだろう? 淳とのキスは、 ビリビリとした快感が駆け巡ることはなかった。 .
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