232人が本棚に入れています
本棚に追加
がちゃ
ドアが開く音がして、ベッドから這い上がり、駆けつけた。
「遅くなってごめん」
謝る淳を無視して、胸に飛び込む。
「蒼…?」
やっぱり僕は淳が好き、大好きなんだ。
「淳、お願い…キスして?」
あの人をかき消したい。
淳が好きなんだってことを自分に刻みたい。
淳は驚いて僕を見たけど、何も言わずにキスしてくれた。
「…んっ、淳…っ、す、きっ…」
「…俺もだよ」
でもなぜだろう?
淳とのキスは、
ビリビリとした快感が駆け巡ることはなかった。
.
最初のコメントを投稿しよう!