232人が本棚に入れています
本棚に追加
「ということなので…」
2人に預かった招待状を手渡す。
2人とも驚いた様子だが、どこか嬉しそう。
「一度行きたかったんだよね、淳のパーティー♪」
「どうせあんたは美味しいもの食べたいだけでしょーが」
捺が雅の頭を軽く叩く。それにも関わらず、雅が嬉しそうにしているのは、本当に捺が大好きだからだ。
この2人は付き合ってる。確か半年くらい前から…。
「まあせっかく頂いた招待状ですし、行かなきゃ勿体ないですよね」
捺はもう一度招待状を見つめた。
華やかな招待状は、不思議と気持ちを高ぶらせる。
あ、そうだと忘れかけたことを切り出す。
「淳が俺らに恋人紹介したいんだってさ」
もちろん2人は喜んだ。淳が今まで彼女を自ら紹介したことがなかったし…
そして何よりもどんな子なのだろう?と期待をしていた。
「それなら余計行かなくては行けませんね(笑)」
楽しみだった。
ただそれだけだったのに
.
最初のコメントを投稿しよう!