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「ということなので…」 2人に預かった招待状を手渡す。 2人とも驚いた様子だが、どこか嬉しそう。 「一度行きたかったんだよね、淳のパーティー♪」 「どうせあんたは美味しいもの食べたいだけでしょーが」 捺が雅の頭を軽く叩く。それにも関わらず、雅が嬉しそうにしているのは、本当に捺が大好きだからだ。 この2人は付き合ってる。確か半年くらい前から…。 「まあせっかく頂いた招待状ですし、行かなきゃ勿体ないですよね」 捺はもう一度招待状を見つめた。 華やかな招待状は、不思議と気持ちを高ぶらせる。 あ、そうだと忘れかけたことを切り出す。 「淳が俺らに恋人紹介したいんだってさ」 もちろん2人は喜んだ。淳が今まで彼女を自ら紹介したことがなかったし… そして何よりもどんな子なのだろう?と期待をしていた。 「それなら余計行かなくては行けませんね(笑)」 楽しみだった。 ただそれだけだったのに .
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