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―――カチャリ
やばっ…。
これ、確実に…じゅ、銃だ……。
いや、でもこの距離だったら蹴りは入るぞ……。よし、思い立ったら早く行動すべきだな。
3.2.1――
｢ひっ!｣
――っ!!?
女……の子?だよな…。今の声…。どういうことだ…?
―――かんっ
銃を落とした音…だな。
僕は直ぐさまその銃を足で遠くにやる。
｢おい、女。どういう所存だ。｣
この際罪人っぽく言った方が恐れられるだろう、と思ったが…何と言うか、安いドラマの刑事のようだ。……と、…とても恥ずかしい…。
にしても答えが返ってこない。恐くて言えないのでは無く……そう、言い渋っている感じである。
カンと、女の子の靴と思える物音がする。
｢旅人様、私は貴方のお仲間です。貴方は私がお助けします。｣
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