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「何か…知ってるの?」
そう尋ねると、黒アリスは軽く答えた。
「簡単に言うとね、貴女は異世界からきたのよ」
「え?」
意味がわからなかった。
異世界?
「ま、取り敢えず貴女は別世界からこの世界に飛ばされて来たってことよ」
黒アリスは再び下に果物を落としながら歩き出す。
遅れてアリスも後を追う。
「え、てことは此処は私が住んでた世界とは別の世界ってこと!?」
「ま、そうゆうことね」
黒アリスは振り向きもせず答える。
「元の世界に戻れば記憶も戻る。
ただし、戻るには相当の努力が必要よ。どうするかは貴女次第。」
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