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「すみませーん！果物落としてますよー！」
「！」
前にいる人…いや、少女は綺麗なストレートの黒髪をなびかせながら振り向いた。
「わ…」
アリスは少女に追い付き、その顔を見て思わず呟いた。
目の前の少女は可愛い、というか、とても綺麗な顔だちをしていた。
身長は160くらいで、真っ黒な丈の短いエプロンドレスを身に纏っていた。
腰に巻いた黒のベルトは、少女の華奢な体を引き立てている。
底がヒールになっている黒いブーツをはいて、頭には白いレースが沢山付いたヘッドドレス。
まさに、人形。
あまりの美しさに唖然としていたアリスは、声が出なかった。
が、次の瞬間また違う意味で唖然とした。
というか、絶句。
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