アリスハ堕チル

6/7

8人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
「この辺はね、食料不足で動物が苦しんでるのよ。だから果物を落として少しでも力になりたいと思ってる」 「そうだったんだ…」 余計なお世話だったね、とアリスは笑う。 つられて少女も笑ったあと、ハッとしたようにアリスを見た。 少女の大きな瞳が見開かれる。 「……その髪…、そのエプロンドレス……。 まさか─── ───────アリス?」 アリスは目を見開いた。 まだ名乗っていないはずなのに、この武装少女は自分の名前を知っていたのだ。 「アリスッ……アリスねッ!?」 少女は興奮気味に言葉を紡ぐと、アリスに抱きついた。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加