黒アリスハ微笑ム

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「黒…アリス?」 アリスは自分と似たような、変わった名前に驚いていた。 「そうよ。変な名前でしょ?」 黒アリスは何処か切なげに笑う。 アリスは否定しようと首を横にブンブンと振った。 黒アリスはそんなアリスを見て嬉しそうに笑うと、仕切り直すように狙撃銃を担ぎなおし、口を開いた。 「さあアリス。行くわよ」 「え?」 アリスは訳がわからなかった。 すると黒アリスは困ったように笑う。 「…貴女が何で記憶が無いのか、知りたいでしょ?」 「…!!」 アリスは驚いた。 黒アリスは何もかもお見通し、という感じに笑う。
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