side 修二 出逢い

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店のドアに付いている鈴が、高い音を奏でる。 ドラマのようなタイミング。 「かず~」 「秋恵!やっと約束守ってくれたな!!」 「ごめんね。忙しくて」 俺の中の時間が、止まったようだった。 一瞬で目を奪われる。 和斗に“秋恵”と呼ばれた女性は、和斗に微笑みながら、1番端の席に腰を降ろす。 「何飲む?」 「じゃあ、ビール」 2人には、俺が映っていないようだ。
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