side 修二 出逢い

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side 修二 出逢い

君の座っていた指定席 俺はそこに座ってグラスを鳴らす君を、ただ見ているのが好きだった。 俺は君の隣に座って、一緒にグラスを合わせるのが楽しみで…。 君が来ない日も、君の姿を探してた。 本当はこれ以上、愛しちゃいけないこと解っていたよ。 だけど現実から離れられるこの店は、自分の店ながら好きだった。 ここに居る間は、君を見ていられる。 ここに居る間は、君を愛していられるから…。
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