第5章

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外を少しあるった所で、平助くんが足を止める。 なんだか、男の人の声が聞こえる。 …ここは、お寺?? 「ここは、壬生寺。隊士達が稽古してる所だ」 沢山の人達が、思い思いに練習に励んでいる。 見たことのない人たちに、少し緊張してしまう。 「藤堂さーん!手合わせしましょうよ~」 平助くんに気づいた一人の人が言い出すと、他の人々も「俺も俺も!」と立候補のように手を挙げる。 「おー!また今度な~!今コイツに屯所案内してっからよ!」 平助くんはいつものように元気な声で答える。 青空の下だからか、彼の声はいつもより大きく反響した。 「あ、もしかして彼女が天音さんですか?」 えーーっというブーイングの後で、そんな声が上がる。 「そうそう!…茅那、こいつらは新選組の隊士だ。みんなそれぞれの組に入ってる」 隊士…さん。 ってゆうことは…平助くん達の部下??のようなものかな?? 「あ…天音茅那といいます…。よろしくお願いします」 出来るだけ大きな声で自己紹介をする。 平助くんの言葉でその場が静まり返っていたおかげか、私の声はみんなに届いたみたいだ。 「じゃ!後でな~」 明るい平助くんの声を最後に、私たちはお寺を後にした。 「すげーだろ~あいつらの熱気」 「うん…皆さん、凄いがんばってるんだね…」 ひとりひとりが、自分 の目標に向かってがんばってた…。 みんなそんな風に目標を持ってるから、キラキラして見えるのかな…。
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