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「えー、皆さん入学おめでとう御座います。校長が話していましたが、この岶崎高等学校は私の先祖が建立しました。自慢ではないですよ、私の誇りです。
………実は、皆さんにその建立と同時に岶崎高校で代々行われてきた子供の心理の研究を手伝って貰おうと思いまして。
とても簡単で楽しいゲームです。機械類は一切使いません、必要なのは頭と足だけです。
ゲームの名前は、
カ ゲ フ ミ 鬼
知らない子も居るだろうから。ゲームの詳しいルールは各クラスの担任から受けて下さい。
簡単に説明すると、太陽や光りに寄って人間は影が出来ますよね?その影を踏めば勝ちです。
ね?簡単でしょう?
実践してくれる生徒が居るのでお願いしましょう。
馬純くん、秋場(アキバ)くん、晃(アキラ)くん、楓(カエデ)くん、お願いします。」
岶崎と言う男の話が一旦終わり、4人の男に移された。
由梨香は馬純の名前が出された瞬間、舞子の話が止まった事への疑問など忘れて馬純の出てくる壇上へ直ぐ目を向けた。
由梨香は、馬純を見れる喜びで小さく馬純の名前を口に出した。
「馬純先輩!」
輝く目で見つめていた由梨香だが、4人の男が脇が出てきた瞬間輝いてた目が一転して驚きの目に変わった。
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