荒鷲死す

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昭和二十年八月十五日、戦争は終わった。 紫電改はおろか、飛行場には全く持って飛行機は全て跡形もなく消え去ってしまったのだ。 その場所に一人立っている男、紫電改の戦闘部隊"三四三航空隊"の司令官だった千田仲佐である。 「何もかも全て無くなったか・・・」 立ち尽くす千田の後ろに現れたのは、航空隊唯一の生き残りとなった三浦中尉だった。
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