第一話 我ら、華流並高校弓道部!!

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そんな弓道部は学校にとって、あまり良い印象はない。むしろ、「え、あの駄目な弓道部?」と嫌な感じに言われる。 私から見ればとても嫌なことだが、これは仕方がないことだ。 「ねぇ、大会どうだった?」 「えっ?」 「あんたのことを聞いているんだよ! ねぇねぇ、弓道…どうだったのさ」 意外だった。 まさかぼーとしている間に話題が弓道について変わってたなんて、予想外だった。あまり話題に出ないせいか、突然聞かれると答えづらかった。 「あー、まあまあかな?」 「またまた~、駄目だったんでしょ?」 「うっ……!」 ズバリだった。 …言い返す言葉すら見つからない自分が、とても恥ずかしかった。
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