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「………他言無用」
「……はぁ?」
海<カナワ>は道着の袖を引っ張りながらそんなことを呟いた。
てか、『海』と書いて『カナワ』と読むのがあり得ない。こんな名前を付けた親の顔を是非とも見たいものだ。
「…………一年、呆れる」
「(´Д`)」
わからん。
何だか近くにいるようでいないような気がしてきた。海<カナワ>の言っている意味が、イマイチわかんないのが虚しかった。
さてさて、部活モードに切り替えて周りを見渡した。
……あれ、一人いないぞ?
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