第一話 我ら、華流並高校弓道部!!

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道場内に入るとキッ、と引き締まった空気に気圧されそうになった。 一チーム三人立ちで、五チームが一回の試合で入る。打てる矢は四本、三本以上当たれば予選通過。 私は中に入ると、神棚(?)に向かってゆうをすると摺り足で入っていく。私たちは四チーム目で、私は落ちなので三つ目(十五個的が並んでおり、それが三つづつ五組に区切られている。その内の四組目の三番目の的)の的だ。 的の前に立つと座しゃをした。やがて前の組が終わり、矢取りのブザーがなった。 「初め!」 ──さあ、やるぞ! この後の結果は散々だった。まあ、ここは聞かないで欲しい…。 こうして新人戦は幕を閉じた。これは後の部活が崩れ初める合図だった。 .
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