最終章

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そんな身勝手なお父さん。昔はケンカっ早くて服をビリビリに裂かれて帰って来たり、時には服が無くなって上半身裸になって帰って来た事もあるそうな。 お父さんに勝てない人から恨みをかって、ダンプの燃料タンクに砂糖を入れられて仕事が出来なくなった時もあったね? お母さんが近くの病院で働いていた時、お父さんがケンカ一番だった頃を知ってる人が入院して、 「厨房で働いてる母さんの旦那、とんでもねぇ男でよ~…カクカク…シカジカ」 と、散々悪口を言った相手が同じくそこで働いていた姉で… 「それ、うちのお父さんだけど?」 と、言ったらその人ビビっちゃって、代理の人を使って謝罪と菓子折り、そして姉にはお金を置いていったね? その人、ワ〇ナベって名字だったばっかりに、お父さんから 『ジャッピンナベ』 (雑品鍋) ってあだ名つけられてたみたいだけど… どんだけ恐れられてんだよ…。
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