プロローグ

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毎日代わり映えしない生活を送っているわたしにとって、武本さんとのメールのやり取りは刺激的で楽しかった。 ギュウギュウ詰めの宝箱のように、見た事のない世界の話が飛び出してくる。 武本さんに恋をしてるのかって? それは有り得ない。 自分大好きなわたしにとって、恋なんて必要ないのだ。 旦那にだって『恋』なんてものをしたことがない。 武本さんは、わたしにとって、外の風を運び楽しませてくれる人でしかない。
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