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「我等に脅威となる者は野放しにはできない、我等の同士でさえやられているのだ」
「魔王様……」
「何も我一人で、という訳ではないのだ。そこでなっ城の中でも1番信頼しているフェイズについてきて欲しいのだ!」
「1番しんらっ……!?」
(ま、魔王様が私如きを信頼…!!)
「ちなみに俺もついてくぜいっ(暇潰しに)」
付け加えたように言ったディールの一言はまるで耳に入っていないのか、フェイズはいきなり胸を押さえて膝をついた。
よく見ると、肩が上下に激しく動いている
「フェイズ、どうしたのだ?」
「(ハァハァしてやがる……)」
そんなフェイズを見て、流石に心配になったのか、魔王もフェイズと同じく膝をついて覗き込んだ
しかしもちろんそんなのは逆効果
「まぁァアおおっぅサマァァアアアアぁあ!!」
そう叫びながら、フェイズは鼻を押さえて走って行ってしまった……
「ふぇっフェイズが壊れた…」
「大丈夫大丈夫www」
「ディールの言った通りにやってみたが失敗だったか?」
「いや…思ってたより激しく大成功だった」
さすがに引いたわ byディール
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