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「おや?」「んぁ?」 そんなことをしていると、扉の向こう…廊下から物音が。 「な、何?」 「さぁ…?」 この城には、人は沢山いるが、実際住んでいるのは、魔王、フェイズ、ディールを含め数人しかいないからだ。 そしてこの階には、フェイズとディールの自室しかない。 疑問に思いながら耳を澄ますと、それは誰かの足音のようだ 早歩きなのか、リズムカルなその小さな足音は、フェイズの部屋の前で止まると、勢いよく扉が開いた 「我はっ、倒すぞ!」 現れたのは頬を桃色に染めた魔王だった。
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